2016年2月号 賢明な行動

更新日:2016/02/12

  物事を正確にとらえて、正しい判断をすることは難しい。人は何か仮説をたてると、無意識のうちに自分に都合のいい情報を集めてしまう。あるいは自分の主観で物事を認識する。最近は偽装やデータ捏造が、話題にあがり一流企業や大学の権威というものもあてにならなくなっている。

  人は誰しも盲点があるため、評価の固まった書物から先人の知恵を学んだり、広く人の意見を聞くことが重要である。その上で、自分の頭で考えることだが、そのためには昔から読み書きそろばんといわれる能力は身につけておいた方がよい。読解力がないために、同じ本を読んでも、薄っぺらな理解しかできない人と深い理解ができる人では人生で大きな差となる。また人間は感情の動物ではあるが、論理的に思考できないと能力を低く評価されたり、一見うまい話にのせられて、数字のトリックに騙されてしまう。悲劇なのは 能力のある人からみると、能力のない人の頭の中味がどの程度なのかまるわかりなことだ。

  また感情に左右されすぎると、判断を誤る。怒りの感情で事にあたると、不満をぶちまけて気分はよくなるが、失言することになる。結果意図している目的からはかえって遠ざかってしまう。心は燃えていても頭は冷静でなければならない。

  世の中は小さな『得』と小さな『損』の利害関係でトラブルがおきる。ちっぽけな欲張りはやめて、もっと大きな欲張りになってみないか。自分も相手も『得』になる道をさぐろう。そのためには『徳』を積むことが重要で、それは長い目でみると大きな『得』に到達する道だと私は信じています。

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