2016年5月号 これから、シンデレラストーリーが始まる

更新日:2016/05/02

  一昨年あるスタッフより相談を受けた。足と靴の外来の受付をしていて、靴についてもっと学びたくなったという内容でした。そこで靴だけではなく、足についても学べる資格を調べてみるとパッドを使ってインソールを作製することができるフットケアトレーナーという資格が見つかった。それまでの彼女の仕事ぶりと情熱が私の心を動かしたので、講習費、教材費、材料費、交通費、登録料などすべて医院負担にすることに決めた。小林整形外科クリニックはスタッフの成長に積極的に投資する組織でありたいと常々考えています。
  しかし初心者コースはともかく一定レベル以上のライセンスとなると理学療法士など医療系の専門職の受講者がほとんどで、医療事務の資格以外持たない彼女には難関です。当初私も同時進行でライセンスを取得しつつ伴走しようかとも考えましたが、彼女が単独で講習を受けライセンス取得するほうが、彼女の評価はあがるだろう。そう考えて彼女に試練を与えることにしました。女性のフットケアトレーナーは稀少価値があります。また女性のパンプス中心に取り組みたいという意向を私は理解していましたので、私自身は共に学ぶも、敢えてライセンスは取得せず、このプロジェクトの主役は彼女でいくことに決めました。映画製作に例えると彼女が主演女優、私が監督兼プロデューサー兼スポンサー兼マネジャー、俳優業は助演でといったところでしょうか。
  慣れない専門用語と格闘し、通常の当院での勤務、家事と大変だったと思います。講習会でも試験に合格するため、昼食の時間も惜しんで勉強したと聞きます。その甲斐あってこの1年間に受けたすべての筆記、実技試験にストレートで合格し、フットケアトレーナーとして成長の階段を駆け上がっていきました。

  ‘‘The die is cast.’’ー「賽は投げられた」(ユリウス・カエサル)
  これから私たちが、目指していることは単にインソールを製作、販売することではありません。来院されたすべての女性に「美」と「快適さ」を提供することです。
  最後になりましたが、当院スタッフの見学の依頼に快く応じてくださり、御指導いただきました近畿義肢製作所の只野一氏に深く感謝いたします。

« »
小林整形外科QRコード 院内情報
メディア情報