2017年2月号 自己を変革せよ

更新日:2017/02/10

   十代の頃メンタルが弱く、やや優勢というような勝負によく負けた。小6の時50m、100m、200m、マラソンすべて一年間クラスで無敗を誇っていた僕は大事な勝負で2敗した。一つは市内陸上大会100m決勝で僕は3位になったが、優勝は同じクラスで僕に続く2番手のT君だった。一年間一度も負けなかった相手に大きな舞台で負けた。リレーはアンカーとして優勝したけれど、やはり個人で負けたのは悔しい。もう一つは冬のマラソン大会で優勝候補だった僕は5位だった。本番前に体調を崩してしまい一度も負けなかった同じクラスの2人にも負けた。

   勉強はそもそも地力に差があったので、小中高と12年間毎年1位になるのですが、大学受験は苦労した。メンタルが弱くてあがりやすいのと、7割できれば合格できる試験で、解けない問題にくよくよしてしまう癖が致命傷だった。 とにかくネガティブ(悲観的)になってしまうのだ。

   僕はその頃受験の神様を恨んでいて、それなら上位10パーセントで合格する実力をつければ、仮に失敗しても合格すると、力技で乗り越えたのだが、いかにも効率が悪すぎた。今後いろんな場面で、レベルが上がると楽勝という勝負はそうないはずで、やはり本番で実力を発揮できるメンタル養成が必要といろいろと試行錯誤した。実力、自信をつけるために努力するのは当然のこととして、本番で実力を発揮するには、謙虚、ネガティブが大敵という結論に達した。

   一般に謙虚は美徳とされる。日々の精進には大切な心構えですが、こと本番にかけては、自分が1番と思い込んだほうがいいと気づいた。根拠のない自信も時には必要です(根拠があればさらに良い)。またネガティブなのを克服するのには苦労した。元ネガティブな人間として思うのは、根っからのポジティブ(楽観的)は一見よさそうですが、思慮が足りなく、成長に限界があることも多いと思います。いろいろと心配するのは、決して無駄ではありません。ただある程度考えつくしたら、割り切ることも大切で、未来のことを完璧に予測できないし、失敗をひきずると失敗が連鎖する。ネガティブに考えてうまくいっている人はそれでもいいけれど、そうでなければ、変化する勇気を持つべきだ。人は駄目とわかっていても、今の自分にしがみつくことをやめない。なぜならその方が楽だからだ。自分を変えたければ、勇気を持って一歩を踏み出そう。僕はそうすることであらゆることが好転しはじめた。ネガティブに準備しつつも、ポジティブに行動する。他人のネガティブにも共感できる。いいとこ取りの元ネガティブ、現ポジティブが最強ではないだろうか。

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