2017年3月号 患者ファーストを貫く

更新日:2017/03/12

   ジョン・F・ケネディ大統領は国があなたのために何をしてくれるかを問うのではなく、あなたが国のために何ができるかを考えて欲しいと演説した。

   院長という立場にいると、スタッフのことで考えさせられることが多い。ここ数年の一番の気がかりは好人物ではあるが、実力が一定のレベルに達しないスタッフ達のことでした。当院は新人教育に力を入れていて、僕は人の可能性は生まれもった能力だけで決まらないと考えています。それが受験勉強や芸術でアーティストを目指すことであるなら事情が許せば、自ら代償を払い、納得するまでやればよいと思う。あくまで個人の人生だからだ。大学の同級生で6浪で医学部に入学した人もいたし、当院に掛けてある赤富士の絵画で有名な片岡珠子画伯も認められたのは晩年です。

   しかし労働者となると雇用者が求める仕事ができないと、自分のペースで一生懸命やっているだけでは、残念ながら世の中で認められない。給与を貰っているので当然です。労働で職場に貢献した結果として見合った給与がもらえるのである。

   医院は患者さんに良質な医療を提供するのが使命で、その手段としてスタッフを教育するのであって、教育が目的の専門学校や職業訓練校とは、世間から求められているものが異なる。教えてもらうほうがそもそも授業料を払っているのである。その辺りを勘違いしている人は求職者にも意外に多いように思う。

   院長がスポーツサークルのリーダーのような立場なら、スタッフの希望どおりシフトに入ってもらって、楽しくやればよいと思うし、僕もそうしたい。しかしそれは患者さんが許してくれない。単なる仲良しグループではいけないのだ。そのため辛い決断もしてきました。当院は開業9年目になりますが、3年以上勤務しているスタッフが上は8年目を筆頭に現在6人同時に在籍し、定着率の高いクリニックとされています。僕はスタッフに媚びないし、叱咤激励し、へこんだスタッフもいるだろう。でも僕はスタッフ一人一人に真剣に向き合ってきたし、彼女たちもそれに応えてくれた。当院のスタッフはお淑やか(?)で、熱いハートの持ち主ばかりです。当院のスタッフはクリニックに対してどう貢献できるかと考えてくれた人が長年勤務してくれています。当院で勤務したすべてのスタッフ、特に現在在籍しているスタッフに心から感謝します。

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