2021年2月号 尽きる日まで、朽ちる日まで

更新日:2021/02/15

 新型コロナウイルスのワクチン接種が間もなく始まります。しかし重要なことはワクチンを接種すれば、感染しないということではないということです。発症が抑えられ、重症化する患者さんが減少することを目指すためであって、感染予防対策が必要なくなるわけではありません。ワクチンが予想通り有効であっても、最低あと1年はマスク生活が必要で、来年の冬の感染状況を見極めることになります。

 現在緊急事態宣言で大変な思いをされている方も多いでしょうが、私たちは昨年と同じ失敗をしてはいけない。旅行をすることはいけないことではないでしょうが、政府が政策としてキャンペーンをするなら時期は慎重に見極めなければなりません。無症状の感染者が他人を感染させない対策で大切なことを一つだけあげるなら、マスクを外して話さないことです。食事の際が一番危険になるため飲食業がその影響をモロにうけていますが、外食や旅行が悪いのではなく、職場であろうと、お昼であろうと、マスクを外して大きな声で話せば感染リスクは上がります。

 前回のつうしんでPM2.5対策も兼ねて空気清浄機を使用していることを述べました。その後京都大学の研究グループの発表によると、動物実験のレベルではありますが、空気中のPM2.5の値が高い環境下では新型コロナウイルス感染が重症化しやすいそうです。換気は重要な感染予防対策ではありますが、PM2.5が屋内に大量に入ってくる機会になりますので、やはり公共のスペースでは空気清浄機を使う方が好ましいのでしょう。

 東京オリンピック ・パラリンピック開催はどうなるのでしょうか。医療サイドから考えると開催期間中かなりの医療関係者が携わることになる計画のようです。さらにワクチン接種の時期も重なるため、感染状況が落ち着いていても、かなりの負担が医療従事者にかかります。それでも開催されるなら、できることにベストを尽くすという医療従事者がほとんどだと思います。そのためにはしかるべき立場の方や政治家には模範となるべき言動が必要であるし、それが苦痛なら、そのような立場についていてはいけないのでしょう。開催についてはいろいろな考えがあるでしょうが、開催されても選手のコンディションも含めて真の世界一を決めるといえる大会とはいえないような気がしています。一部政治家が主張されている2024年に延期というのも選択肢の一つにはなるでしょう。

 当院においては以前から予想していたこととはいえ、来月で入職後11年6ヶ月になるスタッフIさんが、残念ながら退職になります。海外単身赴任中であったご主人の帰国に伴い来年度から生活拠点を東京に移されることによる退職です。シフトを組むにあたって頭を悩ますことが多かった午後のシフトに入ってもらい、また私がどのような医療を行なおうとしているかを十分理解し、実践してくれたスタッフIですから感謝の言葉しかありません。スタッフIさんの抜けた穴を一人で埋めることはできなくとも、新人を含めた残りのメンバーが一丸となって、質を落とさず日々診療を続けていきます。残り1ヶ月ではありますが、スタッフは貴重な時間を大切に過ごしてください。長編小説の一つの章の最後のページが近づいてきました。しかし私たちは感染対策や東京オリンピック•パラリンピックの準備がそうであるように立ち止まることは許されません。思い切って次の1ページを捲らなくてはなりません。スタッフIさんの今後の御健康と御多幸をお祈りして私たちも前に進んでいきます。

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