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当院では、膝や足の痛みの原因となる、扁平足、開張足、外反母趾、変形性膝関節症、半月板損傷(内側半月板損傷・外側半月板損傷)、単純性関節炎、オスグッド・シュラッター病、足底腱膜炎、シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)、ペルテス病、痛風(高尿酸血症)、偽痛風(軟骨石灰化症)などを診療しております。
痛みでお困りの方は気兼ねなくご相談くださいませ。

扁平足

扁平足とは、足の裏にある土踏まずが潰れ、足裏が平らになった状態です。激しい運動をする人は痛むこともありますが、病気と呼ぶほどのトラブルはありません。
土踏まずは大人になるにつれて徐々に高くなるため乳幼児の頃は誰でも扁平足です。大人になってからの扁平足は、年齢による腱の変性や体重の負荷によることなどの原因が考えられます。かかとの骨が内側に傾いているので足にうまく体重をかけることができず、体が安定せず、片足立ちをしにくいのが特徴です。
扁平足自体は病気とは言えませんが、重症化すると外反母趾などを引き起こす可能性もあります。

開張足

開張足とは、足指の付け根を横に結ぶアーチの形が崩れて、足の指が横に広がってしまう状態のことです。
自覚症状がないため気づかないことが多いですが、放置すると外反母趾や内反小趾、扁平足などの足病変を引き起こします。ハイヒールやパンプスを履く女性に多く、女性の約9割は開張足の傾向があります。
原因の一つに、靴の問題があげられます。ヒールの高い靴を履いていると、かかとが不安定になり前足部でバランスを取ろうとして、重心が前に移動します。そのため横アーチに無理な負担がかかるのです。その疲労を放置しているとアーチが崩れて開張足になります。

外反母趾

外反母趾(がいはんぼし)とは、足の親指の関節が小指側にくの字状に曲がり、突出した状態を指します。原因はさまざまですが、主に足に合わないサイズや形の靴を履き続け、つま先が圧迫されることで生じます。この状態を放置すると、突出した部分に炎症が起こり、痛みを伴うこともありますので、早めの受診をご検討ください。
治療では、矯正装具やパッドを使用して、足指の変形の進行を抑制します。また、日常的にハイヒールを履いている方は、使用を控えていただく必要があります。こうした治療を行っても症状に変化がみられない場合には、手術を検討することもあります。
当院では、月曜午後と木曜午前に義肢装具士による指導を行っています。足や靴のことで気になることがありましたら、ご相談ください。

変形性膝関節症

男女比は1:4で女性に多くみられ、高齢になるほど罹患率が高くなります。主な症状は、膝の痛みや膝に水がたまることです。
初期には、立ち上がりや歩き始めなど、動作を開始する際にのみ痛みがみられますが、休むと痛みは軽減します。その後、症状が進行すると、正座や階段の昇降が困難となり(中期)、末期になると安静時にも痛みが続くようになります。また、膝の変形が目立ち、膝をまっすぐ伸ばせなくなることで歩行が困難になります。

半月板損傷(内側半月損傷・外側半月損傷)

半月板損傷は、ジャンプの着地やストップ&ターンでバランスを崩した際に起こりやすく、内側側副靱帯や前十字靱帯の損傷を伴うことも少なくありません。
半月板は、膝関節の内側(内側半月板)と外側(外側半月板)に1枚ずつ存在します。大腿骨と脛骨の間に位置し、膝の動きをスムーズにするほか、膝関節の安定性を保ち、ジャンプなどによる衝撃を吸収・分散するクッションの役割を担っています。
この半月板は、スポーツ活動などで膝をひねった際に生じる摩擦や強い負荷によって損傷(断裂)することがあります。半月板を損傷すると、膝の痛みや引っかかり感、運動制限などの症状が現れます。

単純性股関節炎

突然、股関節や膝に痛みが生じ、痛みのために歩けなくなったり、脚をかばって引きずるように歩いたりすることがあります(跛行)。
3~8歳頃のお子さまに多くみられ、風邪をひいた後に発症することもしばしばあります。X線検査では特に異常が認められないことが多いものの、超音波検査では関節内に水がたまっている状態が確認されることがあります。
股関節を安静に保ち、無理に歩かせないようにすると、多くの場合は1週間~10日程度で自然に治まります。

オスグッド・シュラッター病

ジャンプやボールを蹴るなどのスポーツ動作によって、大腿四頭筋の張力が膝蓋腱付着部に加わり、骨が引っ張られることで生じるスポーツ障害です。
簡単にいうと、運動時に太ももの前にある大きな筋肉(大腿四頭筋)を繰り返し使うことで、その筋肉が付着している骨に炎症が起こり、痛みが生じている状態です。
この疾患が成長期の子どもに多くみられるのは、骨の成長に対して筋肉の成長が追いつかず、相対的に筋肉が硬くなりやすいためです。その結果、筋肉の柔軟性が低下し、筋緊張が高まることで膝への負担が増加します。

足底腱膜炎

足の裏には、かかとの骨から足の指の付け根までをつなぐ線維組織が、扇状の膜のように広がっています。これを足底腱膜といいます。足底腱膜は、アーチ状になった足の「土踏まず」を支える重要な役割を果たしています。
マラソンやハイキング、長時間の立ち仕事などによって土踏まずに過度な負担がかかると、足底腱膜には、かかと付近を中心に繰り返し強い牽引力が加わります。その結果、足底腱膜に炎症が生じたり、目に見えない小さな損傷が起こったりすると考えられています。

シンスプリント治療(脛骨過労性骨膜炎)

スポーツにより、脛(すね)の周囲に痛みが生じ、安静にすると痛みが軽減する症状です。筋肉による繰り返しの牽引が原因となる下腿の骨膜炎と考えられています。
10代の競技者に多くみられ、特にランニング障害においては12~18%を占めるといわれています。
ほとんどの場合は、バランス訓練や超音波治療などのリハビリテーションを中心とした治療を行います。

ペルテス病

発育期の大腿骨近位骨端(骨の付け根)に阻血性壊死が生じる疾患です。
大腿骨頭の変形をきたしますが、小児では骨のリモデリング(骨を壊して再生する働き)能力が旺盛なため、成人の大腿骨頭壊死症と比べると予後は良好で、軽度の機能障害を残す程度にとどまることが多いとされています。
発症年齢は2~13歳頃で、男女比は4:1と男児に多くみられます。

痛風(高尿酸血症)

痛風とは、尿酸値が高い状態が続くことで関節内に尿酸の結晶がたまり、炎症が起こる病気です。代表的な症状として、足の親指の付け根が赤く腫れたり、激しい痛みが現れたりすることが挙げられます。
原因としては、プリン体を多く含む食品の過剰摂取や飲酒、肥満、ストレスなどが関係しているとされています。病気が進行すると、腎機能障害などの合併症を引き起こすこともあるため、早めの治療が大切です。
治療では、薬によって尿酸値を下げることができます。しかし、再発を防ぐためには、食生活や運動習慣など生活習慣の見直しも重要です。健康診断などで尿酸値の異常を指摘された場合は、症状が現れる前にご相談ください。

偽痛風(軟骨石灰化症)

偽痛風(ぎつうふう、Pseudogout)とは、ピロリン酸カルシウム二水和物(CPPD)が関節軟骨やその周囲組織に沈着することで生じる関節炎の総称です。
症状としては、高齢者の大きな関節に突然強い痛みが現れ、炎症に伴う発熱や関節の腫れ、発赤、運動時痛などを認めます。
好発部位は膝関節で、偽痛風の半数以上が膝関節に発症します。そのほか、肩関節(石灰沈着性腱板炎)、足関節、手関節などにも多くみられます。