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腰の痛み

腰の痛み

腰の痛み

小林整形外科クリニックでは、腰痛の原因となる椎間板ヘルニア、変形性脊椎症、腰部筋筋膜症、腰部捻挫、脊椎分離症、腰部脊柱管狭窄症、特発性脊柱側弯症などを診療しております。痛みでお困りの方は気兼ねなくご相談下さいませ。

腰椎椎間板ヘルニア

椎間板は線維輪と髄核でできていて、背骨をつなぎ、クッションの役目をしています。その一部が出てきて神経を圧迫して症状が出ます。椎間板が加齢などにより変性し断裂して起こります。悪い姿勢での動作や作業、喫煙などでヘルニアが起こりやすくなることが知られています。

変形性脊椎症

変形性脊椎症は加齢により生じるもので、脊椎が変形し神経を圧迫するものです。
軽症ですと無症状のことも多いです。変形が進んでいきますと、慢性的な痛み、可動域の制限が生じてきます。
歩き始め、長く歩く、体を動かし続けるなどで痛みを生じます。
無症状であれば、治療は必要ありません。痛みがある場合は、安静にし、コルセットなどで腰部を支えます。カイロや入浴で温めることも有効です。
もしもこうした治療を行っても、症状が改善されず悪くなってしまうという場合には、手術が必要となることもあります。
基本的には加齢により起きるものなので、治療よりも予防に注意を払っていきましょう。
普段から腰に負担をかけないよう、荷重負荷を減らし、太りすぎにも注意です。また、タバコは椎間板の変性を促進しますので良くありません。
日常生活・食生活に気をつけて、適度な運動をしましょう。

腰部筋筋膜症

腰部筋筋膜炎は、端的に言うと腰の周辺の筋肉疲労による痛みです。
腰の痛み。特に同じ姿勢を続けていると強い痛みを感じます。ただし、脚のしびれや痛みなど他の症状は伴いません。腰部筋筋膜炎は基本的には安静にして過ごせば治ります。
そのため、楽な姿勢でいること、入浴やカイロなどで腰を温めること、必要に応じて湿布薬などを使用することが治療となります。
数日安静にしても痛みが引かない場合は、専門医の受診をおすすめします。

腰部捻挫

腰椎捻挫は、ぎっくり腰や急性腰痛症とも呼ばれます。 重い物を持ち上げる、交通事故に遭うなどの衝撃により、腰椎に無理な力が加わり、突然起こる痛みが特徴です。 腰の骨事態には異常が無く、その周りにある関節や筋肉捻挫が原因の場合が多くあります。

脊椎分離症

ともに腰椎に多く見られる疾患です。脊椎分離症は椎間関節の基部の骨が分離する状態です。
原因として、腰の曲げ伸ばしや捻り運動を繰り返すことで徐々に骨の分離が起こるとする「疲労骨折説」があります。
骨が成熟していない少年期にスポーツで腰部に繰り返し負担がかかることで発症する場合があります。
分離症は保存療法が第一に選択されます。安静とコルセット装着、鎮痛剤の投与や神経ブロックなどを行います。
保存療法で骨がつかない場合や、症状が続くような場合は、手術で骨をつなげます。

腰部脊柱管狭窄症

この病気では長い距離を続けて歩くことができません。
もっとも特徴的な症状は、歩行と休息を繰り返す間歇性跛行(かんけつせいはこう)です。
腰部脊柱管狭窄症では腰痛はあまり強くなく、安静にしている時にはほとんど症状はありませんが、背筋を伸ばして立っていたり歩いたりすると、ふとももや膝から下にしびれや痛みが出て歩きづらくなります。しかし、すこし前かがみになったり、腰かけたりするとしびれや痛みは軽減されます。
進行すると、下肢の力が落ちたり、肛門周囲のほてりや尿の出がわるくなったり、逆に尿が漏れる事もあります。

突発性脊椎柱側湾症

いわゆる特発性側彎症は、まだ原因がわかっていません。「脊柱の椎骨の成長が筋肉や靭帯などの軟部組織の成長より相対的に多いためではないか」や「同じ脊柱の椎骨の中でも前方の椎体の成長と後方の椎弓の成長に相対的な差があって生じるのではないか」など諸説がありますが、まだ判明していません。
特発性側弯症の進行は、成長が終了すると基本的に停止します。特発性側彎症には、乳幼児期、学童期、思春期のそれぞれの時期に発生するものがありますが、思春期、すなわち第2次成長期(10-15歳)ごろに発症進行するものが数多く見られます