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2014年5月号 お・も・て・な・し

2014年5月号 お・も・て・な・し

2014/11/27

6年前開業を控えたこの時期に、石川県の加賀屋に宿泊しました。旅行業界のプロが選ぶ日本一を何度も獲得したことがある有名な温泉旅館です。流行語になる5年以上前に「おもてなし」の心を学びに行ったわけです。他業種で行われていることをそのまま真似することはできなくても、学ぶことはたくさんあります。同業者の成功例をそのまま行うことは、二番煎じに過ぎず、オリジナルを超えることはまず無理です。最近は変わりつつありますが、医療業界のホスピタリティ(おもてなし)というのは非常にレベルが低く、例えば医師が定時に外来を始めなくても、誰にも文句を言われない。忙しいと言えば何でも許されるというのが、勤務医時代の大きな疑問で、医師は能力が高いといわれる人が多いにも関わらず、なぜ改善しないのだろうと感じていました。確かに忙しくて、患者さんをお待たせすることはあります。しかし勤務医時代に目にした多くは、とくに理由もなく、遅れてくる。準備が十分ではない。工夫が足りないなどがほとんどでした。社会常識や患者さんの要望と大きく乖離したことが、殿様商売のごとく平然と行われていました。
当院では、患者さんの声を今後の診療に生かすため、昨年11月に「患者さんの声」調査キャンペーンに参加しました。全国109医院(医科、歯科)のうち医科で2位という結果でした。駐車場の確保等の課題はあるのですが、医師、スタッフ対応においては他院よりかなり高い評価を頂きました。貴重なご意見をお寄せいただきました多くの方々に感謝いたします。まだまだ改善、成長の余地は十分にありますので、現状に甘えることなく未来に進んでいきます。
医療業界における「おもてなし」とは何か? 患者様とお呼びしたり、ホテル並みの内装を誇ったり、受診でポイントが付くサービスなどは、その本質ではないでしょう。やはり患者さんを思いやり、細やかな気遣いをしつつ、真剣に医療に取り組むのが最高の「おもてなし」です。さらに「ユーモア」が加わればオンリーワンの存在です。この矛盾するような真剣&ユーモアの実現を目指すのが、小林整形外科クリニックです。今後も宜しくお願いいたします。

お知らせ 現在スポーツトレーナーによるマッサージを行っております。関心のある方はスタッフにお尋ねください。