2022年1月号 新型コロナウイルスワクチン3回目接種を終えて
2022/01/10
今日1月10日は私の誕生日で、これまで人生の半分を医師として過ごし、また医師としての人生の半分を小林整形外科クリニック院長として過ごしました。本日も爽やかな朝を迎えましたが、今回は2日前に受けた3回目の新型コロナウイルスワクチン接種についての報告です。
これまで接種を2回を受けたわけですが、1回目は副反応はほぼ皆無でした。2回目は接種翌日に36.9度と平熱より少し体温が上昇しました。身体も少しだるく感じましたが、外出をすることもなく過ごして特に問題はありませんでした。1回目、2回目とも、土曜日に接種しましたので、月曜日の診療には影響ありませんでした。今回3回目も2回目程度の副反応ならいいなと考えていました。1月10日が祝日でしたので、1月8日(土)の午後に接種すると1月11日(火)までに体調が戻れば良いと考え、気持ちは楽でした。
1月8日(土)は連休前の診察でしたので、診察終了が13時頃になってしまいましたが、14時30分の接種には十分に時間がありました。1回目、2回目は甲南医療センターでの集団接種でしたが、今回は芦屋セントマリアクリニックで受けました。ワクチンは全てファイザー製です。スムーズに接種が終了すると1月8日はゆっくりと家で過ごしました。カロナールを服用したこともあり、体調に大きな変化はなく平熱でした。翌日9日(日)は朝起床時にはウォーキングに出かけようかというくらい元気でしたが、念のため外出することなく、過ごしました。午前中は読書をしたり、NHKの将棋対局をテレビで見たりしていましたが、身体の倦怠感があり、少し体温が高い気がしたので測ると37度でした。食欲は問題なかったので昼食を食べてから、横になって休むことにしました。少し眠り、夕方に体温を計測すると37.5度と微熱がありました。早めに夕食をとり、休みましたが、就寝前には発熱のピークは越えたように感じました。今日10日はいつも通りの体調で、36.5度と平熱に戻りました。本日は祝日ですが、もし診療のある平日だとしても体調は問題なさそうでした。しかし夜になると体温が37度となり、私個人としとは、2回目より倦怠感が長く続きました。
オミクロン株の感染が増加している現在、3回目接種の前倒しも自治体によっては検討されています。仕事に従事されている方は接種の翌日は休みをとれる予定にされるのが好ましいでしょう。当院でもスタッフは接種翌日は休みを取れるように勤務シフトを組んでいく予定です。
今回は3回目1回単独の予約のみですので、医療機関も接種者も楽で、2回目のワクチンが無いというような混乱はないでしょうが、やはり廃棄がでないように予約を入れることは診療所にとっては大変だと思います。よって3回目のワクチン接種に関しても当院は自院で行わず、私が2月以降に開催されるであろう集団接種会場に出務する予定にしています。
猛烈な勢いで感染者を増加させている第6波です。感染しても重症化しないと一部ではいわれていますが、感染しないにこしたことはありません。入院とならなくとも、濃厚接触者となれば、仕事や受験などに影響があります。自分のことだけではなく、社会の経済活動等が通常通り行われるためにはこれまで同様感染対策をとらなくてはなりません。しかし新型コロナウイルス感染も長期的な視野で見ると「終わりの始まり」にさしかかっているのかもしれません。新型コロナウイルスも普通の風邪になっていく過程にあるかもしれませんが、当面は第6波を乗りきることに専念することでしょう。ワクチン接種も3回で終わらない可能性もありますし、残念ながら第7波もあると考えて今後も準備を怠ることはできません。しかし既に私達は感染予防に対して十分な知識を持ち、対策をとっています。自然に対して我々人間は無力であることを痛感しますが、目の前のやるべきことに集中することでしょう。マスク着用や手洗いはもちろんのこと、運動、食事、睡眠が重要で、健康で過ごすために当たり前のことをきっちりやりましょう。