2013年1月号 『新年のご挨拶』
2014/11/27
今年の7月で開業5周年を迎えます。平素お世話になっております方々に感謝申し上げます。平成20年夏に開業した際には、どんなに厳しくても5年間は頑張ろうと決意したことを思い出します。
落下傘の開業で地盤、看板、カバンのないスタートではありましたが、そのことを失敗したときの言い訳にはしまいと決意しました。今でこそ明かせますが、軌道にのるまでは土曜の診察後に、救急病院の当直を土曜、日曜と行い、月曜の朝にクリニックに戻るというような、日程をこなしていたこともありました。開業当初より、当院では経営的には厳しくとも、患者さんに負担をかけるような不要不急の検査は行わない、過剰診療をしないことを理念として掲げておりますので、その方針を貫くためと、私自身救急診療こそ医療の原点であると考えていることによります。
幸い開業1年目から新聞、書籍に取り上げられたり、ラジオで2年間医療についてお話しする機会を頂きました。ラジオも1年目は大阪中心の放送であったこともあり、当院の宣伝になるということより、広く整形外科疾患について理解をしていただくことを、目標にしました。その後インターネットTV「覚悟の瞬間 」で有名人、著名人の動画より私の動画の視聴率がよかったり、ジャパンタイムズで次世代アジアのCEO100人に 2年連続で選出されるという華やかな世界が私を待っていました。
しかし私は思います。順調だからといって驕ってはいけないと。私の志は開業当初のままです。
患者さんにとって何がベストなのか、これからも追求していきます。現在毎日多くの患者さんが来院されるということから判断して、小林整形外科クリニックはよい(Good)クリニックなのかもしれません。しかし目指すべきは卓越した(Excellent)クリニックであり、患者さんの信頼を得ることです。今後も私らしく、真剣に、楽しく、心をこめて診療を行いますので宜しくお願いいたします。