2016年12月号 シャンパンで乾杯!
2016/12/12
先日芦屋のイタリアンで院内の忘年会を行いました。「フランス人のように着飾り、ドイツ人のように勤勉に働き、イタリア人のように人生を楽しむ。それが小林整形外科クリニックです。」という院長である私の挨拶のあとシャンパンで乾杯しました。このような席ではほとんど仕事の話をしない。スタッフみんなが楽しく食事ができているか、全てのスタッフに声をかけ、美味しくビールが飲める泡立ちになるよう注ぐ特技を披露する。忘年会だけでなく、通常の診療においてもスタッフが楽しく働ける職場にすることが院長である私の務めだと考えています。
医院スタッフに笑顔がなくて患者さんが明るい気持ちになることはありません。患者さんは何か不安や心配がありクリニックを受診されます。明るく、前向きになれるクリニックに行きたいはずです。
今の世の中は利益を得るため、地位、名誉を得るためギスギスしています。医療の世界でいうと患者さん第一で患者さんに喜んでもらうために、診療、研究をするのであって、その結果として利益が出たり、病院長や教授職についたり、名誉を得たりするのである。ところが結果が目的になっていないだろうか。 日本は未だ男社会でどっちが偉いか、どっちが強いかを比べあっている。そして目先の勝利のためには不正することも厭わない。一方で女性は違った価値観をもっていて、仕事にやり甲斐や楽しさ、あるいはみんなで協力してやるということを重視している人が多いと感じています。女性に男性と同じ仕事と価値観を押しつけるのではなくて、女性からもっと学べば日本社会はかわるし、結果として経済も心も豊かになるでしょう。
勤勉で仕事ができることと楽しい人生をおくることは両立できる。社会貢献するため、世のため、人のために仕事をすると実は自分が一番楽しく生きていけるのである。