2020年12月号 来年のクリスマスキャロルの頃には
2020/12/11
新型コロナウイルス感染が収まらない。このまま感染者数が高止まりすると、今年度中に最悪の第4波の危険さえある。しかるべき立場にいて政策として実現可能なら、発言する価値もあるとは思いますが、行政を批判したりすることがこの通信の趣旨ではありませんので、当院が今の状況にどう対応するのか述べます。
手洗い、換気、マスク着用、加湿等これまで通りの感染対策を継続しますが、これから3ヵ月が感染終息までの最大の勝負どころと判断し、空気清浄機をもう一台購入することにしました。故障などのトラブルが起こった時のためです。また東灘区でも感染が増加しているため、十分な感染対策を行なっていても、私や当院スタッフが感染することも考えておかなくてはいけません。当院では、感染症だけではなく体調不良のため、仕事を休むことに対して寛容です。体調不良時も無理をしてでも職場に出てくること評価する職場もありますが、感染症に関してはほとんどの職場が仕事を休むことを勧めるでしょう。そのためスタッフ一人が休んだ状況でも円滑に業務が行えるよう各人がレベルアップすることを目標に取り組んでいることは以前にこの通信で述べた通りです。
万が一スタッフが感染した場合に、そのことで差別を受けたり、失職することは当院ではありません。もちろん感染予防の観点から体調が十分に回復しないうちは職場復帰は禁止です。
現在当院では例年並みかそれ以上の患者さんが受診されています。待合室の密を避けるため、精算終了後は、お迎えやバスの時間を待つなどの特別な理由がない場合は当院で長居なさらないようお願いしております。お知り合いとお話しされたりして、当院を居心地が良いと感じていただくことは嬉しいのですが、感染予防のためご協力お願いいたします。また現在外出時の感染を怖れて長期処方を希望される患者さんは以前ほどいらっしゃいませんが、薬さえ服用しておけば大丈夫と考えるのは危険で、治療効果を検査したり、副作用チェックのためにも、必要最低限の検査は必要です。検査結果によっては薬を減量できます。当院は以前より過剰な検査は行っておりませんので、よろしくお願いします。
また今年も多くの方からお歳暮をいただいております。原則私とスタッフで分けていただいていますが、院長に忖度不要としていますので、ビールなど大きい缶がすぐになくなります(笑)。風通しのよい組織を目指していますので、良い傾向です。直接、あるいはお電話で、院長自らお礼を申し上げておりますが、十分ではないこともあるかもしれません。この場を借りまして厚く御礼申し上げます。
今年もあと少しとなりました。今年も例年通り新人にはエルメスの石鹸を贈ります。毎年クリスマスシーズンには私のスクラブはスペシャルな赤色なのですが、今年は自粛いたします。楽しみにされている方もいらっしゃいますので、1年後にはまた復活させます。2021年の皆さまのご健康、ご多幸をお祈りして今年最後の通信と致します。